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【重要】マッサージを止めた理由|2024.04.22

今は「筋肉を揉み解す」という意味でのマッサージは行っていません

 

 

マッサージは古来から受け継がれた施術法で

効果があることは間違いありません

 

 

しかしこの方法にはリスクがあります

 

マッサージは筋肉を揉み解すことで細胞を破壊し
再生させることによってリフレッシュするのです

 

 

破壊から再生をするためには

マッサージを受ける人の体力を奪うことになります

 

 

また再生をするためには、十分な休息が必要になります

 

 

(精神面のストレスを抱えている人にとっては

その倦怠感が心地よく感じることもあるでしょう)

 

 

ですからマッサージを施術するときには

患者さんの体力と術後リラックスする時間も計算しなくてはいけません

 

 

私にご依頼くださる方は

体力と時間に余裕がある方ばかりではありません

 

 

 

介護をしている方は帰宅したら、すぐに力仕事が待っています

 

 

競走馬のスタッフは分単位で仕事をしているので
出来るだけ短時間で、尚且つ効果がある施術が求められます

 

 

 

特に私にとって気がかりだったのは

乗馬クラブの初心者ライダー用の馬たちです

 

クラブのスタッフに信頼が厚い彼らは
初心者ライダー担当として、フル活動です

 

そんな彼らの疲れをとり

クラブの戦力として活躍を続けてもらうために

ご依頼を頂くことがあります

 

 

プロではないライダーには

施術後と翌日の騎乗は馬休させることをお勧めしますが

疲労が強い馬には特にお休みさせることをお願いしてます

 

細胞を活性化するには休息が必要だからです

 

 

ある日、私の施術直後に初心者ライダーのレッスンが入っていると知らされたことがありました

 

 

 

 

私は顔から怒りの表情を隠すことができませんでした

その直後、クラブの事情も察しました

 

「経営」「利益」が成り立たなくては

馬たちもここで生きていけないのです

 

 

 

筋肉の緊張が緩み、まだ筋肉が活性化していない馬体に
馬の動きを理解していないライダーが
馬を強引に動かした場合
馬体を傷める可能性は極めて高いです

 

 

 

予め、施術後初心者レッスンに入らなくてはいけなくなったことを伝えて頂ければ
「それ用」の施術にしたのに・・・・・

 

緩んだ背中に初心者のお尻がドスンドスンと響く姿を想像しただけで

哀しくなりました

 

レッスン後、馬体が痛んでないことを祈るしかありません

 

 

これ以降、もし運動しても大丈夫なリスクの無い施術法を研究するようになりました

 

 

馬は「人を騎乗させる」という仕事があるので
筋肉を緩めることはリスクが伴います

 

緩めすぎるとパフォーマンスが落ちるだけではなく、怪我をしやすい身体になる可能性があります
これは人間のアスリートも同じです

 

 

介護している人が帰宅後、倦怠感を持たずリフレッシュして生活できることも大切です

 

こうして

筋肉に負担をかけず

 

「神経に直接アプローチする」

 

という方法に行きつきました

 

 

皮膚からの刺激で神経にアプローチする

 

 

筋肉を揉みほぐすのではなく、

「皮膚にタッチする」

という意味での

マッサージは

現在も行っています

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