矢野幸夫先生の食事|2020.05.16
馬整体の師匠である矢野幸夫先生がお亡くなりになったのは
2004年5月17日
この写真は同じ年の3月に発売された雑誌「サライ」で掲載されたものです
実際に撮影されたのはもう少し前でしたが
亡くなる直前まで、このようにお元気でした
矢野先生の元気の源は奥さまが作られた食事
常に栄養バランスが整った食事を摂っていらっしゃいました
「体に良い」ということに貪欲だったかもしれません
矢野先生にとって食事をするということは良い仕事をするために絶対に必要なものでした
晩年は月に2回牧場に施術に行くだけでしたが
その2回のために他の日はすべて体調管理に充てていました
毎日しっかりと栄養を摂り、念入りなストレッチやセルフマッサージ、散歩をすることは
矢野先生にとっては仕事の一部です
騎手として重賞で勝った馬を
翌年の天皇賞で調教師として勝つという快挙
おそらく矢野先生だけでしょう
そして調教師を引退した後は
整体師として全国を飛び回っていらっしゃいました
先生のご葬儀では
棺にこの天皇賞の肩掛けを掛けて
送られました
【肩掛け】
肩掛けとは
重賞の表彰式のとき
勝った馬の肩に掛けられるものです
【天皇陛下がご覧になった時の天皇賞優勝馬】
桐の棺に「天皇賞」と錦糸で刺しゅうされた肩掛けが輝き
矢野先生にふさわしいお別れでした
ホースマンとしての生涯を
全うされた方でした