その後の暴れん坊くん|2018.02.07
昨年、10月に施術させて頂いた「暴れん坊くん」
先日、3ヶ月ぶりに施術させて頂きました
(詳しくは10月16日投稿の記事をご覧ください)
施術する前、「立つ・噛む・蹴る」といったあらゆる攻撃的な要素を持っていたこの馬
前回は馬房の中で立ち上がったり、首を振ったりを繰り返していましたが
最近は馬房では大人しくしている様子
その後レースにも勝ち、好転している模様です
でも担当スタッフが仰るには
「相変わらず肢が速いので気をつけてください」とのことでした
「肢が速い」というのは「素早く蹴ってくる」という競馬界の用語です
まだまだ攻撃的な面は消えていないようです
栓棒をくぐり馬房に入ると
いきなり立ち上がりました
威嚇しているのかもしれません
私は大きく息を吸い胸いっぱいに膨らませました
そして今度は胸に溜めた空気をゆっくり吐きながら
「立ったら危ない」
と小さな声で伝えました
すると馬は大きく息を吐き
施術を受け入れてくれました
これはシンプルですがとても効果的に馬と同調することが出来るテクニックです
自分の呼吸をゆっくりにすると
馬の呼吸もゆっくりになります
ピアノでG(ソ)の音を引けば、同じ部屋に置いてあるギターのGの弦が同時に振動し音を出します
大気中を移動する音波がピアノからギターへ音響エネルギーを伝達するからです
また下のメトロノームの同期も同じ理論です
もし「馬の心拍数が上がった」
または「気が高ぶっている」と感じたら
まず、あなたの心拍数を下げてみてください
きっと馬の態度は変わるはずです
心拍数を下げるコツは
①大きく深呼吸すること
②胸を張ること(オードリーの春日さんがネタをする時のイメージです)
③低い小さな声でささやくこと
です
簡単で効果的です!
是非お試しください(^^)
ご紹介したのは私が普段行っている方法です
あなたにとって、もっと確実に心拍数を下げる方法をみつけたなら
是非、それを行ってください
どんな方法であっても
あなたの心拍数が下がれば良いのです(^^)