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犬は「愛のかたまり」|2017.11.07

私は馬と人と、そして犬を施術します

犬の施術は、最も難しいです

こちらのページは馬を愛する方に向けて発信していますが、愛犬家の方もいると思うので、今回はその方に向けての情報です

何故、犬の施術が難しいかというと、犬は自分よりも飼主の幸せを重視するからです

痛いと思われる場所を触ると、馬なら逃げたり噛む仕草をして不快を表現します

馬と違って犬は、少し困ったような顔をするものの、じっとして動きません
訓練を受けている犬ほど、施術に対して反応しません

飼主の指示に従うように訓練されているからです

下記の事柄は、私の友人から聞いた実話です

あるミニチュアダックスは、ある日から毛が抜け始め、殆どの体毛が無くなりました

その犬のオーナーは、沢山の獣医に診せましたが、みな「ストレスが原因」と言われたそうです

オーナーは犬をとても愛していたし、その犬もオーナーに懐いていました

「何がストレスか分からない」

と、私の友人に洩らしたところ
彼女はピン!ときたみたいです

「あなたの犬アレルギーを気にしてるんじゃない?」

オーナーは犬アレルギーで、時々アレルギーによる咳の発作が出たそうです

それを見て
「自分の毛のせい」
って思ったんじゃない?
それで、どんどん毛が抜けたんじゃないかしら?

それを聞いたオーナーは、即、納得しました

そして

「私の咳は、あなたのせいじゃないのよ!」

「私はあなたと一緒に居られるだけで幸せなの!」

「だから自分の毛を責めなくていいのよ!」

と伝えました

そして3週間後、その犬の体はフサフサと毛が生えてきました

これは、本当の話です

このように犬は自分の体を犠牲にすることを、時折感じます

自分が病気になることで、不仲な家族がまとまるなら病気にもなります

例え身体が痛くても、飼主が散歩に連れて行こうとすると「喜ぶフリ」もします

痛々しいくらい、「愛のかたまり」です

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